2009/08/30

キップをなくして ~ 池澤 夏樹


:感想
★★★★★

こういう(どういう小説だ!!)小説を久しぶりに読んだかもしれませんが、非常に面白かったです。
たまたま手に取った、本当に気まぐれで選んだのですが、読めてよかったです。

内容は、主人公がきっぷをなくして、その駅から出られなくなり駅の中で生活するといったシンプルなもの。
もちろん、お金払ったら、ちゃんと駅外へ出ることは皆さんも当然ご存知ですがw
そちらもちゃんと考えて書いてあるので、安心しました。
あれ、なんかずれてるな。

様々な子供たちに接し、その駅の中で働いたりする中で、いつか駅の外に出されるという願いを持ち生活していく主人公たちだが、ある日そのシステムの全貌を知って・・・。

と簡単に解釈して、要約するとこんなお話。
年齢層は誰でも読めると思います。

小学生や中学生なら読書感想文には持って来い!!な作品かもしれません。
普通に読んでいくし、少しわからなくなりかけるとフクシマケンという便利なお兄さん(中学1年生)がちゃんと解説にまわってくれるし、伏線なども特に複雑に絡まないので。
まぁ、普通の小説だしね。
一般常識の大切さも逆にこの本を読むことで理解できるかもしれない。

一応ジャンルとしては、ちょっとしたSFです。
まず、常識ではありえないことがちょっと出てきます。
が、よほど常識から外れてもいない世界観なので十分楽しめました。

予備知識として、関東の環状線の駅を知ってるとナオいいです。
名前を知らない当方としては、一応どんどんと駅の名前が出てくるのですが、一向についていけない。
あとラストあたりの章の北海道あたりも。
単語がどんどんと出てくるが全くついていけないよ・・・。
まぁ、知っていれば、そちらの方が面白いというわけだ。
知らなくても、それほど重要視されないので問題ないだろう。

ミンちゃんという子が出てくるのですが、とてもいいキャラ。
なかなかキャラを掘り下げていくんだけども、そのおかげでいろいろ出てくる子供たちの中で一番印象深くなる。
最初あたりでは、こんなにも物語りに絡んでくるとは思わなかったな。
読んだ後だから言えるけどもねw
一応ネタバレは控えます。
そこが一番主要な部分なので。

楽しみをおいておくためにこれくらいの感想で終わります。
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