2009/08/28

ドーナツの穴の向こう側


:感想
★★★☆☆

女子高生の主人公がある日突然、ちょっとずれた世界に迷い込んだ。
その世界では、映画に相撲が付いてきたり、キスはお風呂でトマトを持ってやったり、お墓にファンデーションとホームベースくっつけたりと・・・。ってこう書くと本当に意味のわからない話だなw

結構おすすめ。
なのに★×3となっていますのは、いいたいことはわかるんだけど、ちゃんと結末を書いてほしい。
という要望のために一応これくらいの評価です。

物語を広げるのは一向に構わないし、展開もいろいろと繋げていくのはいいのですが、その伏線といいましょうか、それ以前に回収をしないので結末は読み手のご想像通り。という感じになっています。

ページ数も全体で100ページなので、もう少し書いてもいいだろうにと。

とちょいと酷な書き方をしていますが、この作者さんを猛烈に批判したいというわけでは全くないのですよ。

ちなみに作品自体は普通の文学のところにおいてますが、全体が口語になってるので読みやすく、ライトノベルという感じにも捉えられる作品です。良い意味で。

物語の雰囲気がとても新しく、個人的に今まで読んだので似ているものはあまりなかったと認識しているので、たまにはこういったものもいいなぁと感じました。特に映画を観に行くと、同時に相撲が楽しめるという設定はなかなかニクイですねw

純粋に傘がないという世界観もよかった。
「傘がない世界で、みんなでコンビニなどに入り雨宿りして会話する」
こういう作者の意見がすごい心に残った。
当然の世の中を生きている中で、その当然がない状況に出くわした時、どう思えるのか。
うーん、中々哲学ですなぁ。

というのを堅苦しくなく、女子高生視点で書いてるのですぱすぱ読めました。
ライトノベル・小説 | Comments(0) | Trackback(0)
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